go top

蜂の子の生は販売されている?

市販されている蜂の子の多くは佃煮や甘露煮などに加工された瓶詰や缶詰です。蜂の子が好きになると新鮮な生を食べたいと思うのは当然なことです。通販や産地では生も販売されています。今回は、それぞれの特徴についてご説明します。

通販で生を買う

通販で販売されている蜂の子の生は、採れたての蜂の子を調理しないまま冷凍保存したものです。採取してからネットで販売し、購入者の手元に届くまでに時間がかかりますので、冷凍保存は必要になります。保存料などは使われていませんので、新鮮さは失われてはいません。冷凍されたものでも新鮮なものを届けるために、蜂の繁殖の最盛期に採取したものを販売していますので、販売時期も9月下旬頃から完売になるまでのわずか数ヶ月となっています。タイミングを逃さないように販売者のサイトを随時確認しておく必要があります。

新鮮な生は産地で

生きた生の蜂の子の購入は産地まで行く必要があります。産地のスーパーや道の駅では冷凍の生の蜂の子が比較的安価で販売されていますが、生きた生の蜂の子も切り取った巣ごと販売されていることがあります。常に商品として店頭に並ぶわけではありませんので、その日の運しだいということになります。
各産地のイベント情報にも気をつけましょう。岐阜県恵那市では、11月3日、「くしはらへぼまつり」が開催されます。へぼ五平餅やへぼの炊き込みご飯、甘露煮など蜂の子を使った特産品が販売され、「全国へぼの巣コンテスト」が開催されます。岐阜県以外からもコンテスト参加者は多く、へぼの巣の大きさを競います。夏に山中で採取した蜂の巣を自宅で大きく育て、コンテスト当日に巣箱から蜂の巣本体を取り出して計量しますので、新鮮さは最高です。コンテスト終了後は、出品された蜂の巣が販売されます。産地での生の蜂の子の販売も限られた期間になりますので、早めにチェックしたほうが良いでしょう。

蜂の子の生は販売されていますが、旬の時期は短く、量的にも限られていますのでタイミングが大切です。イベントなどでは蜂の子を使った名物を楽しむこともできますので、ぜひ、チェックしてみてください。